生涯成績14戦12勝 無敗で三冠を制したディープインパクトが死亡 その原因と敗れたレースは
日本の近代競馬の最高傑作と言われたディープインパクトが死亡
2019年7月30日に衝撃的なニュース速報が流れた…。
「ディープインパクトが死亡」
各メディアでも競走馬としてはあまりにも有名なスターホースの最期のニュースを取り扱った。
ディープインパクトは2002年3月25日生まれ。
セレクトセールで金子真人に落札され、池江泰郎厩舎で競走馬として育て上げられる。
2004年12月19日の新馬戦で見事勝利を挙げたディープインパクトは一度も負けることの無いまま、2005年の「皐月賞」、「日本ダービー」、「菊花賞」のクラシック三冠を達成。
無敗では1984年のシンボリルドルフ以来2頭目の快挙となり、まさにその馬名の通り、世の中の人々に『強烈な衝撃を与える』ものとなった。
その後も主戦ジョッキーとしてすべてのレースに騎乗した武豊を背に、G1レースを7勝するなどまさに快進撃で、2006年の有馬記念を引退レースとして有終の美を飾り、生涯成績14戦12勝にて競走馬としての生涯を終えた。
ディープインパクトの『衝撃』は引退後、種牡馬となってからも続くことになる。
2010年に最初の産駒が勝利して2019年までにディープインパクトの子供たちが稼いだ金額は500億円以上、G1レースも51勝と、引退してもなお人々に『衝撃』を与え続けていた。
ディープインパクトが死んだ理由
ディープインパクトは7月28日頸椎を固定する手術を受けており、術後の経過も良かったようだが、翌29日に突如起立不能となり、さらに翌日の30日のレントゲン検査にて手術を受けた患部とは別の頸椎の骨折が見つかり、予後不良との判断で安楽死処分されました。
ディープインパクトは今年17歳、人間でいうと50代。
競走馬は起立不能(自分で立てなくなる)となると、皮膚が壊死し痛みを伴うとのことで安楽死処分されることになる。
生涯成績14戦12勝 負けたレースは?
ディープインパクトの生涯成績は14戦12勝、G1レース7勝と輝かしいもの。
では敗れた2つのレースはというと3冠を達成し、鳴り物入りで出走した2005年の有馬記念と、2006年フランスのロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞。
2005年の有馬記念
ファン投票で圧倒的な得票で1位選出、当日は16万人以上が中山競馬場に訪れるまさに社会現象となっていた。
レースでは後方につけたディープインパクトを1歳年上でルメール騎手のハーツクライが半馬身の差かわして優勝。
ディープインパクトはデビューから8戦目にして初の敗北となった。
2006年の凱旋門賞
レースでは海外の強豪たちにゴール前で惜しくもかわされ3着。
後日、禁止薬物が検出されたということで失格となった。
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